社会人になると、多くの人は食生活が乱れます。
慣れない一人暮らしに、慣れない仕事。
休日を目指して今を頑張る。そんな考えを持っている方もいるのでは無いでしょうか?
また、社会人2~3年目になると、仕事には慣れて作業効率は上がる反面、できる範囲も増えて帰宅時間が遅くなる。こちらも社会人あるあるにあげられるように思います。
しかし、どんなに仕事にプライベートに忙しくても、体に向き合うことは大事なようです。
その理由と体の豆知識を見てみましょう。
目次
今食べたものが10年、20年先の自分を作る?!
私たちの体は60兆個の細胞でできており、部位によって多少の誤差はありますが、日々細胞はリニューアルしています。
若い頃は、どんなに寝不足でも、食に気を使わなくても余裕だった!と思いますが、それは体の自己修復のスピードが早かったためで、年齢を重ねても平気!とは残念ながら言えません。
今から10、20年先はどうでしょう。
今の感覚でずっとジャンクフードやコンビニ食を続けていると、ある日コップの水が急にあふれ出すように、私たちの体に影響が出ます。
日頃のちょっとした食事のことかと簡単に片付けてしまいがちですが、その積み重ねが見た目の年齢を決めると言えるようです。
体の新陳代謝のスピードは遺伝だけではない?!
自分の体の健康ルートは遺伝が大きく関わっているように思いますが、実はその要因よりも大きい要因があることがわかりました。
遺伝的要因約2割、環境的要因約8割。
このように、環境的要因が、遺伝的要因を上回っています。
実際に、一卵性の双子で喫煙者と非喫煙者の老化のスピードや見た目の年齢が違ってくることを米国の研究で検証しています。
また、同じ年齢でも見た目が親子ではないかといわれる研究報告もありました。
栄養不足で3つの低下を引き起こす?!
- 免疫力の低下
- 体力の低下
- 脳が働かなくなる
上記3つが栄養不足で起こすリスクです。
自炊は、していないがちゃんと食べている。
では、何を食べているのでしょうか?
仕事で夜遅くに疲れて帰るので、コンビニやファストフードで済ませているという方、確かに食事を摂っていますが、栄養の面ではどうでしょう。
栄養不足、偏った食事になっていませんか?
不規則な食事を撮り続けるとどうなる?
仕事で疲れて帰り食事内容の疎か→心身ともに能力の低下→さらに疲労がたまりやすくなる→食事が疎かになる・・・
この悪循環に陥ると・・・どんなイメージをしますか?
公私共に疲れがたまり、円滑に物事が進められないような印象がありますね。
食事の際は原材料に目を向けて!
栄養不足は、さまざまなリスクがあります。
しかし、急に毎日自炊と決めつけても難しいこともあるでしょう。
コンビニ食や外食が多くなってしまう場合でも、「何を食べるか」に気をつけるだけで、栄養のバランスがずいぶん変わります。
食品を選ぶときは、カロリーより原材料に目を向けて、食品を見極める目を養った方が、美しい肌と体型を保つ近道ではないでしょうか。
味覚の形成は8歳までに決まる?!
人の味覚は、8才から9才辺りで決まると言われています。
もちろん成人になってからも変わることは、あるのですが一番大切なのがこの時期です。
小さい頃からジャンクフードや偏った食事ばかりを取っていると、身体に良いはずの食材を美味しく感じる舌や感性が育ちません。
反対に、ジャンクフードや化学調味料の味に親近感を感じてしまい、成人になってからもそれらを欲してしまいます。
しかし、ジャンクフードや化学調味料の食品は、有機食品より安く簡単に手に入る現状です。
コスト面に惑わされることなく、原材料に目を向けて未来を担う子供達の味覚を守りたいですね。
大人になると手遅れなの?
味覚は8歳から9歳辺りで決まるとのことで、その段階を過ぎてしまい、もう無理なのかと断念するのはまだ早いようです。
断食をすることで、味覚を鍛えることができます。
空腹状態→味細胞の感受性が活性化→味覚が繊細になる
・満腹→味細胞の感受性が低下→味覚が鈍る
このように、断食をすることで味覚の感性が繊細になります。
時には、味覚をリセットしてみましょう
食事は、体と密接に関わっていることがわかりました。
子供の頃は、保護者の私生活の環境で食べ物も決まります。
しかし、その8歳から9歳が味覚においてすごく大事な時期との結果のようです。
そう考えると・・・少しでもいい環境と体に良い食べ物を与えたくなりますね。
また、大人になり忙しさを理由に食を疎かにすると、味覚が鈍くなったり、仕事などここぞという時に集中力が出なかったりと悪影響ばかりで全く良いことがありません。
家族、そして自分の為にも今一度見直して体の中から綺麗に健康になりましょう!