女性なら、どの年代でもオシャレは好きですよね。
それは今に始まったことではありません。
多くの方がファッションとして身に着けるピアスですが、最近では男性の方も多くつけていらっしゃいます。
オシャレの一環として着けているピアスですが、実はその歴史は深く、ピアスにまつわる豆知識はたくさんあります。
起源からピアスの位置や個数などの意味を紹介したいと思います。
ピアスは、今やオシャレの一部として身につけていますが、ピアス誕生の理由は魔除けです。
それは古代ヨーロッパや古代エジプトの時代。
ピアスは王族や貴族といった身分の高い人の間で着けられていました。
そしてこのピアスをつける意味、実はオシャレのために身に着けられていたのではなく、当時は「魔除け」として身に着けられていたのです。
医療が何も発達してない古代文明において、病気になるのは『悪魔の仕業』と考えられていました。
そのため、悪魔を寄せ付けないため、光り輝くピアスを着けられていました。
そして、耳から悪魔が入ってこようとするのを防いだのです。
海外でも宗教や地域によっては今でもピアスの習慣が残る
現代においても、海外では多くの地域で魔除けとしてピアスが着けられています。
特に小さな子供や女の子は、小さなころからピアスを着用させられる習慣があるそうです。
日本のピアスの歴史も古かった
古代エジプト、古代ヨーロッパ時代に誕生したピアスですが、日本での歴史も意外に長かったようです。
みなさん、一度は見たことがあるでしょう。奈良の大仏さま、お釈迦さま。
こちらの耳を良く見てください。耳に大きな穴があると思います。
これは、『耳飾り』つまりピアスは幸運・知恵を呼び込むとされていました。
また、仏教を広めたブッダも、ピアスをしていたという言い伝えが残っているそうです。
しかし、日本ではそこまで耳飾りを伝統的に流行することはなかったようです。
現代のピアスの位置や個数の意味
日本では、オシャレで着けている方が多いと思います。
しかし、いざピアスを開けよう!と思った時に意味や個数には理由があるのだろうかと疑問に思ったことがある方もいるでしょう。
海外では、今でもピアスの習慣が残っている地域もあります。
無意味に開けてもしその国の方にお会いしたら・・・と思うと豆知識程度に知っておきたいですよね。
その位置と個数の意味をみていきましょう。
男女で違うピアスの位置の意味
男女で片方だけにピアスを開ける場合には、意味があるようです。
- 女性が右耳にピアスを開ける…「優しさと成人女性の証」
- 男性が左耳にピアスを開ける…「勇気と誇りの象徴」
これは中世ヨーロッパの時代の、“男性が左側にいて右側にいる女性を守る”という男女の役割からきています。
引用:女性の美学
中世ヨーロッパ時代の男女に対する印象からきているようですね。
上記に掲げる耳とは逆の場合は、どうでしょう。
女性が左耳にだけピアスを開けていたり、男性が右耳だけにピアスを開けていたりする場合は、”同性愛者である”というアピールになるようです。
また、左右でピアスの数が違う場合は、数が偶数の方に意味を持ちます。
ピアスの個数にも意味が
ピアスの位置は上記で説明したように、中世ヨーロッパ時代の男女の印象からきているようですね。
守る側と守られる側ですが、個数にも意味があるようです。
しかし、日本の主流の考えと海外の考え方は真逆のようです。
日本では、昔から奇数を縁起の良い数字と言っていました。
偶数だと割り切れてしまい、縁起が悪いとされています。
しかし、海外では偶数こそ縁起の良い数字だと言われています。
どちらが良いかは、個人の考えで良いかと思います。
日本のピアスの感覚
海外では、今でも魔除けとして着けられている地域があります。
日本でも大仏さまが耳飾りとして着けていることもわかりました。
日本ではピアスの意味や個数などあまり気にしていないように思います。
しかし、やはりいざ開けよう!と思うと体に穴を開けるのですから、失敗することもできません。
ピアスは、ほぼファッションアイテムの1つとなっています。
ファッションとしてオシャレだと思う位置や個数のピアスをあけるとよいと思います。
ぜひピアスでファッションを楽しんでくださいね。