愛知県食中毒・「かな和」営業停止中に営業。その理由と食中毒の原因は?

うな垂れるような暑さもまだまだ続き、冷たいものが欲しくなるこの頃。

食欲不振になった方もいるのではないでしょうか?

そんな熱い日が続く中で、食中毒がおきてしまいました。

その食中毒の内容とお店の対応等を見ていきましょう。

事件の概要

愛知県小牧市にある「かな和」で、食中毒がおきました。

県によると、同店で7月28日に食事をした客のうち7人に下痢などの症状が出た。県は8月4日に営業禁止を命じたが、再三の指導にもかかわらず、翌日以降も営業を継続したという。

引用:朝日新聞

食中毒がおきて、営業停止を行なっていたようですね。

再三の指導に従わなかった理由は?

引用:CBC

店側は「予約のお客さんを断ることはできない」と説明していたが、予約以外の客にも料理を出していたという。

引用:朝日新聞

予約のお客さんを断ることはできない。と店は、言っています。

もし、本当に店がそのようなことを言っているのなら、予約の取り消しより、食品の安全を第一に考えて欲しいと思いますね。

食中毒を起こしたお店「かな和」とは?

愛知県小牧市の日本料理店「かな和」というお店です。

引用:CBC

名古屋コーチンで有名なお店のようです。

お店の評判は?

名古屋コーチンで有名な「かな和」にの評判について、口コミやFacebookを調査してみました。

素材のこだわり、サービス、上品な味わい、何一つ欠ける事なく美味しかったとのコメントもあり、そこから、とてもいい評判を得ていたとの印象を受けました。

現在お店は営業しているのか?

誠に勝手ながらしばらく休業させていただく事となり、ご予約等はお受けすることができません

皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますがどうかご理解頂きますようよろしくお願い申し上げます

お店のホームページを確認してみました。

お店は、現時点で休業しているとの内容でした。

9日から休業し、予約も受け付けていない。店側は「書面の提示もなく、反発してしまった。告発については真摯に受け止めている」と説明した。

引用:産経新聞




食中毒の何が原因だったのか?

春日井保健所は細菌の「カンピロバクター」などが原因の食中毒と判断。

引用:日本経済新聞

カンピロバクターとはどんな細菌なのでしょうか?

カンピロバクター属は家畜や家禽(鳥類に属するニワトリ、ウズラ、七面鳥など)の腸管や生殖器に感染する微生物です。

引用:感染症 予防接種なび

カンピロバクターの感染経路は?

カンピロバクターの食中毒発生食品は、肉類が最も多く、大半は鶏肉およびその内臓肉です。一方、牛レバーの生食による例も見られます。しかし実際の食中毒事例では、少数菌でも感染が成立すること、潜伏期間が比較的長いこと、通常大気中では死滅しやすいことなどの理由から感染源の特定は極めて困難のようです。

カンピロバクターの対策は?

食中毒対策

肉類を生で食べることは控え、よく加熱しましょう(75℃、1分以上)。特に、鶏肉は中まで火が通っていることをきちんと確認しましょう。

生肉を扱ったあとは、手洗い・手指消毒をしてから他の食品を扱うようにしましょう。

肉と他の食品は調理器具や容器を分けて処理や保存をしましょう。

生肉に触れた調理器具は良く洗い、熱湯や次亜塩素酸ナトリウム(0.02%)、消毒用エタノールなどで消毒しましょう。

引用:健栄製薬

自宅など、自分で調理する際は、上記のことに注意して、食品を管理していきましょう。




今年は特に暑い日が多いので注意が必要・・・

夏に限らず、食品の安全性は注意が必要です。

自宅で、見える範囲での調理では自己責任が問われますが、外食が多い現代では、調理されている環境など、自分の目で見ることができません。

その場合、相手に信頼を置くことになります。その安心の信頼を置ける関係を確実にする為にも、料理を提供する側は、食品の管理の徹底を行い、提供される側との関係をを日頃から築いていきたいですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする